萱沼 卓さん

地域密着「ふじこ」で発信

 私は、3年前から富士吉田市地域の情報誌「ふじこ」を発刊しています。きっかけは、商工会議所のメンバーでおもしろいことはできないかと相談していた時に、富士吉田地域には情報紙がないから、フリーペーパーを作ったらどうかという話になりました。思いつきではありましたが、すぐに有志5人でスタートさせ、気づけばすでに10号(年4回発行)まで来てしまいました。いざはじめてみると、フリーペーパーを作るのって結構大変ですよね。うどん部さんも作っているからわかると思うんですけど、取材、編集、製作、営業などをすべて自分たちでやらなければいけないので、1号の時はめちゃくちゃ大変でしたね。

 最近では、少しずつ流れが決まって、協力スタッフも集まってきたので楽になってきましたが、当時はみんな自分の仕事をしながらの作業だったので相当苦労しました。それでも、結構お金はかかるし、そのお金の回収をしなければならないし、やることだらけです。しかも、掲載にはお金がかかるので、継続してお金を出してくれる人は少ないんですよ。しかも読者にしてみれば、毎回同じ店が載っているとつまらないし、適度に入れ替える必要もあるんですよね。

 話は変わりますが、「ふじこ」とは別に「富士山モール」という情報サイトも運営しています。地域の様々な観光スポットや仕事を紹介するサイトなんですが、とても好評です。フリーペーパー同様、情報発信するのっていろんな責任もあるからいろいろ難しいところもあるんですけど、少しでも地域に貢献できればと考えています。あわせて、私が所属する「商工会議所」では、「next富士吉田」を掲げて、これまで以上に富士吉田市を活性化させたいと努力している最中です。

 ひばりが丘高校うどん部は、いろんな取り組みをして非常に頑張っていると思いますね。だから、青年部とも一緒に絡みながらまた新しい商品開発とかできれば面白いかなって思いますね。うどんに限らず、「水」や「織物」をテーマにしてもいいのではないでしょうか。そして、相互関係をどんどん深めて、富士吉田市だけでなく、富士五湖全体をよくしていくような取り組みができたらいいなと思っています。商工会議所だけでなく、地域で頑張っている団体は沢山あるので、連携しながら色んな事にチャレンジしたらいいかなって思ってます。