やりたい人を探しています
私は、慶応大学のSFC研究所の上席所員という形で在籍しながら、みんなの貯金箱財団(以降財団)、富士吉田地域おこし協力隊(以降協力隊)に所属しています。大学時代に日本各地で様々な活動を行ってきましたが、その活動を一歩深めた取り組みをしたいと考え、以前から大学と協力関係にあった山梨に来ることにしました。財団の活動は「やりたいことができる街にしたい」という趣旨なので、市民の中から「あれをしたい」「これをしたい」という人を見つけて、それをサポートする部分を担当しています。
SFC研究所の仕事としては「スポーツコミュニティマネジメント」というプロジェクトで、スポーツによる町おこしを行っています。場所が、秋田と岩手なので、日本全国を移動しまくっています。財団の代表の齋藤ほどではないですが。もちろん大学にも顔を出さなければならないので、本当に忙しいときはメールで済ませてしまうこともあります。
現在は、「富士吉田に映画館を作る会」「テバタトラベル」「Cocooking」「路地裏の僕たち」というプロジェクトを全面的に支援しています。元々私は前に出るのが好きではないので、頑張っている人を手伝い、その活動が注目を浴びて皆さんがずっと活動を続けていければいいと考えています。他の協力隊は、自分自身が活動の中心となって動いていますが、私は活動したいという人を探してくることがメインの仕事です。あと、お金の確保をすることも仕事ですね。自治体にお願いして予算を組み込んでもらったり、スポンサー企業を見つけてきたり、補助金なんかを利用したり様々です。
今後は、富士吉田市がもっと楽しい町になればいいなと思っています。難しいことだけど、沢山の人が「この町すげぇ楽しいじゃん」って言ってくれたらいいですね。ひばりが丘高校へのアドバイスは、「やってる側で楽しむ」ことができていればそれでいいと思います。生徒も先生も頑張ってるのにそれが辛いなら意味がないですから、とにかく楽しんで活動することが一番だと思います。